5年理科「ふり子の動きを解き明かそう」⑤ ~ひもの長さが同じなのに,どうしてゆれが違うの?~

公開日: 2017年12月14日木曜日

前時で明らかになったふりこの動きの法則をもとに,「ひもの長さを同じにする」作戦を提案しました。










すると,はる君が次のように発言しました。
「往復する時間は長さで決まるから長さが同じだったら全部同じようにゆれから,全部こっちに来てるときにボールを転がすと10点が取れる。」

はる君の発言を聞いて納得の声が挙がります。そこで,4つ同時にゆらしてみました。

C :えっ,ばらばら?
C :ずれてる・・・
C :これ(C)が早い。
おと:短いのが早くて,長いのが遅い。
はる:同じ長さのは同じ(ゆれ)。

4つを同時にゆらしてみると,ずれが生じていることに,こうた君が「なんでこうなるの?」とつぶやきます。そこで,どうしてこのような現象になるのかと問いかけると,ゆいさんが次のように話し出しました。

ゆい:(前に出てきてふりこを持ちながら)ふりこの長さは,ここ(ひもの長さ)のところではなくて,木の中心までの長さだと思います。
C :なんで中心?
T :どうして中心って思ったんですか?
ゆい:・・・
あや:ふりこの長さって・・例えば,ひもの長さ・・
T :分からなくなったかな。2人が言う中心ってどこですか?
あや:ここ(木の長さの半分の場所)
るる:もしかしたらなんですけど,木の長さを見たときに,これとこれ(BとD)は同じ 長さだから早さが同じなのかなと思って,これ(A)は長いから早さが遅くて,これ(C)は短いから早いのかなって思います。
まさ:棒からのひもの長さとおもりの長さの関係で,長いとか短いとかで早さが変わるんだと思います。
T :このふりこで言ったらどこからどこまで?
まさ:(前に出て)ここからここまでの長さ。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ゆいさんとあやさんの「中心」という言葉が突然出てきたことに,周りの友達も首を傾げていました。そして,2人とも理由を問われても返答に困る様子でした。それに対して,るるさんとまさ君は,おもりの長さとふりこの早さを関係付けて説明ができています。
そこで,一人一人の考えを明らかにするために挙手を求めると,「おもりの下まで」と考えている子どもが半数,「おもりの中心まで」と考えている子どもが十数名,よく分からず悩んでいるという子どもが数名でした。

問題「ふりこの長さはどこまでだろうか」を設定して本時を終えました。
 
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