5年 ヒトのたんじょう

公開日: 2018年7月9日月曜日

ヒトのたんじょうでは,私は我が子のエコー写真や産まれた時の写真を
子どもたちに紹介します。
もちろん妻の了承は取っていますが,教科書やビデオだけではなかなか実感できないと
考えるからです。
(画像はイメージです。)

我が家には3人の子がいますが,お腹の中での成長の様子は一様ではありません。
同じ週数であっても,大きさや心音の聞こえ方などは同じことはありません。
子どもたちにも「おうちの方に聴いてみてごらん。」と投げかけます。

そして,できる範囲で子どもたちの産まれた時エピソードを話してもらいます。

我が家のもの話します。
つわりに苦しんだ妻のために夜中にマ○ドナ○ドのポテトを買いに行ったけれど,
1本しか食べてくれなかった話。
ア○スの実を様々なお店で買いあさった話など,一人の子が産まれるには,
多くのドラマがあります。本人にもその家族にも。

先日産まれた3人目の出産の折には,病院の先生方の協力を得て,胎盤の写真を
撮らせていただきました。
「見たくない子は見なくていい」と前置きした上で,写真を見せると,
「うわ~」といいつつある子は
「一つの小さな卵子と精子からこんなに大きな胎盤や赤ちゃんになっていくってすごい」
と話します。
「先生,この胎盤から僕たちも栄養や酸素をもらってたんだよね。自分にもあったんだよね。」
と確かめます。

本物に触れるということは,子どもたちにとって自分の大切さを感じる時間になります。
そして,お互いの違いを多様性という見方で感じることもできると思うのです。

我が家に帰って子どもたちは,おうちの方にどんなことを聞くのだろう?
そんな思いをもった1時間でした。
友達の事実を知り,自分という存在の大切さを感じること。
生命の不思議さと緻密さを感じるばかりです。

理科部 松山 明道
matsuyama-a@educ.kumamoto-u.ac.jp
  • ?±??G???g???[?d????u?b?N?}?[?N???A

0 件のコメント :

コメントを投稿