モデルで表し納得する②「水編」

公開日: 2016年3月1日火曜日

 子どもたちは、水を温めた実験の結果(実践紹介④へ)から自分の考えを図に表し、説明し始めました。

水くんの膨張モデル1
C1:僕は、水くんをかいてみたんだけど、1個の水くんが温められて、ゆっくりじわじわ大きくなって水面が上がったんだと思う。空気と似ていてこんな風に膨らんで大きくなると考えました。(右図参照)
T:空気と似ているって、どこが似ているの?
C1:大きくなるところ。
C2:そこは似ているけど、そんなに大きくならないんじゃない。だって、空気くんは大きく変化したもん。
水くんの膨張モデル2
C3:私も(図を)そう書いたんですけど、水って線(試験管に引いた水面の基準線)よりも3〜5mmぐらいしか上がってなかったじゃないですか。それに、空気も水も温めたお湯は同じ温度だから、空気よりも水の方が体積の変化が小さいんだと思います(右図参照)
C4:私もCさんと同じように書いて、空気も水もどっちも温めると体積が大きくなると思います。私は始め伸びていくと思っていたんですけど、空気の授業で書いたように書くと、C1くんと同じように、空気くんみたいに、1つの水くんが大きくなると考えると分かりやすいと思います。



 子どもたちは、これまでの空気の体積変化とつなげ、自分なりのモデルを書いて、「水の体積は温めると大きくなる」と結論付けていくことができました
 更には、空気の①と②の結果と水の結果を比較して、「空気の変化より、水の変化の方が小さい。」いう温度による体積変化の違いにも気付いていく姿が見られました
 
 振り返りでは、次のような気付き疑問を子どもたちは書いています。
 


 ・水は温めたら体積は増えて、温めるのをやめて置いておくともとに戻っていった。
  だから、水は温めて冷やされると元に戻ると思う。
 ・冷やしたらどうなるのか?空気と水を冷やしてみたい。
 ・水以外のものでも同じようになるのか?
 ・金属でも同じなのか調べてみたい。
 ・プラスチックや鉄だったら、体積が変化するのか調べたい。…など


  この気付きや疑問から、次の課題を設定することにしました。
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