4年理科 ものの温度と体積変化 実践紹介②「んっ?何でお湯?」

公開日: 2016年2月2日火曜日

 子どもたちは、押し棒で押さなくても、玉が飛ぶという現象を見て、
「どうして、棒で押さなくても玉が飛ぶの?」「何で?」「何かひみつがあるはず!」と追究意欲をもち、もう一度その現象を見て、子どもたちは次のように語り始めました。
「?」ボックスに、筒を入れる
 C:ほら、筒がくもっていたし、水が付いていたから、水に入れているんじゃない?
 C:きっと、お湯だよ。だって、湯気も出ているし、水がついていたでしょ。
 C先生、見せてください。絶対、水かお湯!
そして、箱の中身を見せる。
 C:ほらね。お湯だった。先生ずるい!
 T:そう、「?」ボックスの中には、お湯が入っていたんですね。
 Cんっ?何でお湯?
 T:そうだよね。何でお湯なんだろうね? 
 C:お湯で押しているんじゃない? 
 C:いや、温めているんだよ。そして、その熱で飛ばしているんだと思う。
   先生、僕たちもやってみたい!
 T:じゃあやってみようか。

 このように、「空気でっぽうの筒を箱に入れるだけで、玉が飛ぶ」という事象に出会った子どもたちは、「なぜ、玉が飛ぶの?」という疑問をもちます。
 そして、箱の中にお湯があったということを根拠にして、玉が飛ぶひみつを考え始めました。
 その結果、自分たちもこの不思議な事象を解明すべく、自分で実際にやってみることになりました。

 「何でお湯?」「僕たちもやってみたい!」この瞬間こそ、私が一番のねらっていたところでした。
この言葉が出た瞬間に、子どもたちの中に「問い」が立ち上がり、子どもたちの自分事の追究がスタートしたのだと、私は感じました。
「?」ボックスの中
 そして、子どもたちは、実際に筒をお湯につけて温め、玉を飛ばす実験を意欲的に行いました。
その実験の中で「温めるとどうして玉が飛ぶのか?」という疑問を明確にして、自分なりの考えを図を使いながら表現していきました。・・・・次号につづく
 


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