4年理科「とじ込めた空気や水」(3時間目) ~目指せ!ハイパー水鉄砲クリエイター~

公開日: 2023年7月1日土曜日 4年


前時の終わりに「ぼくは注射器に水を入れてやってみたいです。」と言っていたようたくん。今日は彼にその思いを全体に語ってもらった上で、めあて「水に力を加えるとどうなるかを調べて、遠くまで長い時間水を飛ばせる水鉄砲をめざそう」を設定しました。使う道具は前時と同じく注射器です。水を入れて押したらどうなるかについて、生活経験を基に予想を立てました。

C:上に上がる。水がおし返すから、ピストンが上に上がる。
あや:そもそも押せないと思うんですよ。注射器は黒いやつ(ゴム)で押さえているわけですよ。注射器をよく見たら容器に穴がなかった。だから、押せない。
かおり:水を入れたら、ゴムのところに漏れるんじゃないかな。

予想の段階では、子ども同士に考えのずれがあるようです。そこで、実験で確かめてみました。教室のいたるところから「押せない!!」「めちゃめちゃ押したのに押せない!」と驚いた声が聞こえてきました。
T:実験の結果を教えてください。
CC:おせませんでした。
C:(水が)漏れなかった。
C:力で負けました。ボクシング選手みたいに、完敗したみたいな。
T:理由を聞いてみよう。理科では考察と言いますね。結果について考えたことを言えますか?
ひかり:プールみたいな感じなんですけど、水って押せなかったですよね。人間だってプールに入ったら、自分で沈もうとしなかったら沈めないじゃないですか。それと同じで、人間みたいで沈まないなって。
C:水の抵抗みたいな。
しゅん:空気と違って、水は全体重をかけたとしても(プールは)浮かぶ。

7〜8人ほどの子どもは挙手をしていて理由を「言いたい!」様子ですが、クラスの大部分は言葉として表現するには至っておらず、困った様子です。そこで、教師が「図で表したらどうなるでしょう。空気の時と水の時は、図で表すとどのようにかけそうですか?」と発問しました。



前時に「空気はバスに乗っている人みたい」と言っていたかおりさんは、「空気は満員バスだと考えているのですが、当然隙間があります。水はパンパンに入っている。水と空気は違うと思います。」と記述していました。本時の学習を通して、子どもたちは水と空気の違いを捉えることができました。

★次時はこちら★

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