研究発表会授業紹介⑤ 4年理科「解き明かせ!グラウンドの水はどこへ」①

公開日: 2021年1月25日月曜日

こんにちは 附属小学校牛嶋です。

令和2年度2月20日(土)開催の研究発表会で公開する授業についてご紹介します。

「雨水のゆくえと地面の様子」は新学習指導要領になり,新しく入ってきた内容です。

まだ、実践したことがないという先生方も多いのではないでしょうか。今回は,その単元の導入の場面を紹介します。


「解き明かせ!グラウンドの水はどこへ~雨水のゆくえ~」①

本校には,雨が上がるとすぐに水がひいていく第1グラウンドと雨が上がってもなかなか水がひかない第2グラウンドという2つのグラウンドがあります。そこで,この2つのグラウンドの違いを追究していきながら,雨水のゆくえを探っていきたい思いました。

子どもたちに,雨が降るとグラウンドがどうなるか尋ねると,「べっっちゃ,べっちゃになります」「水たまりができます」などの意見が出てきました。

それに続けてこのような発言が出てきます。

あきら:グラウンドに結構大きな水たまりができても,次の日まで雨とかだったら,まだ残ってるけど,その次に晴れとかくもりだったら,水たまりは完全になくなったりしています。

T  :雨がやんだら,なくなるんだね。

みゆき:しみ込みやすいところと,しみ込みにくいところがあります。1日後にはなくなっているところもあるけど,3日くらい立たないと完全になくならないところもあります。

T  :しみ込みやすいとしみこみにくいっていうところがあるの?

ひろき:第2グラウンドと第1グラウンドですよ。

T  :どういうこと。今のことを詳しく教えてくれる?

ひろき:第1グラウンドって水たまりができても,1日,次の日に来たらもうなくなっているじゃないですか。第2グラウンドは1週間とかそれくらいしないと(水が)なくならない。

T  :もとの状態にもどるのが遅いの。みんなこんな経験をしているんだね。

子どもたちは、第1グラウンドと第2グラウンドの違いに目を向けていきました。



そこで,第2グラウンドの水はけをよくしていきたいという思いを取り上げ,「第2グラウンドの水はけをよくするためにはどうすればよいのだろうか」という主題を立てました。

この単元を通して,子どもたちが取り組んでいくのは,第2グラウンドの水はけをよくするための「第2グラウンド改造計画」です。

これから,子どもたちは第1グラウンドと第2グラウンドを比べながら,第2グラウンドの水はけが悪い要因になっていることを見つけ出し,改造計画を考えていきます。

熊本大学附属小学校 理科部 牛嶋克宏



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