「科学が好きな子ども」とは
公開日: 2024年5月2日木曜日 5年
理科を通して,科学が好きな子どもを育てたい!理科授業に携わる先生方の多くがこんな思いを抱いておられるのではないかと思います。しかしながら,そもそも,科学が好きな子どもってどんな姿なのでしょうか。・・・子どもたちは「科学が好きな子ども」をどのように捉えているのでしょう。
今年度,赤星が担当する子どもたち(5年生)に問うてみました。アプリ(slido)を用いて即時的にワードクラウドでまとめたものがこちらです。
在籍する35名全ての子どもが「実験」をいうフレーズをあげました。子どもたちが「科学=実験」と捉えていることがわかります。次に多かったのが「比べる」で26名,「観察」で21名,「仕組み」で21名でした。
多くの子どもが「比べる」という理科の考え方ができる子どもを「科学が好きな子ども」と捉えているようです。子どもの捉えが,生き物や気象といった自然の事物・現象そのものに関わるものだけではなく,理科の考え方を大切にしていることを発見できました。
次いで多かったのはこちらです。
考える(7名),虫が好き(7名),問いを見つける(7名),自然に関わり続ける(7名),予想する(6名),まとめる(6名),不思議に思ったことを調べる(6名),動物と触れ合う(6名),追求する(6名),工作する(4名)などなど。
少数ですがこんなものもありました。
身の回りのもについて調べる(2名),季節を感じる(2名),虫を育てる(2名),生き物の命を大切にできる(2名),違いを探せる(2名),虫の死因を考える(1名),星座を観察する(1名),空を見上げる(1名),分解する(1名),チャレンジ精神をもつ(1名),自然を大切にする(1名),研究する(1名),まずはやってみる(1名),1年の変化を調べる(1名),成功するまで諦めない(1名),改造してみる(1名),中身が気になる子ども(1名),発明が好き(1名),他の教科と関連する(1名)
他にもいろいろありましたが,とりあえずここまで。
多くの授業で,先生方は子どもたちと「めあて」や問題を共有し,本時のゴールを定められると思います。それと同じように,目指す子どもの姿を子どもたちと共有するのもアリですよね。この子どもたちが理科授業を通じてどのような変容を見せるのでしょうか。担任としても,子どもたちの成長をしっかりと見守っていきます。
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(赤星愛 あかほしちか cakahoshi@educ.kumamoto-u.ac.jp)
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