研究発表会授業紹介⑧ 5年理科 育てよう!ぼくらのメダカたち④
公開日: 2021年2月7日日曜日
2月20日(土)開催の研究発表会で公開する授業提案について,ご紹介していきたいと思います。
興味のあられる方は,ぜひ,下記リンクから申し込みをお願い致します。
それぞれの家で育てている環境を調べてきた子どもたち。
結果を付箋紙に書き,共通の模造紙にまとめてみます。
日光ありはピンク,日光なしは緑の付箋で水温を書き込んで,何日で孵化したかを整理しました。
右側に固まっているのは孵化していないものです。
理科室の水槽の水温はおよそ25℃。日光も昼間は降り注ぎます。
理科室の水槽でメダカの卵が孵化しているのはなぜなのだろうか。
と投げかけたのですが,子どもたちは,孵化する条件について話し始めました。
教師の投げかけなど子どもたちには取るに足らないのです。
自分たちの抱く問いについて勝手に話を始めていきます。
私としては,見取りの甘さを感じさせられる瞬間でした。
子どもたちに乗っかって話を聴いていきました。
りゅうた「20~25℃でよく孵化しているようだよ。」
りくと 「僕は,温度が下がるにつれて孵化するまでに日数がかかっていることが
言えると思うんですよ。だって,段々右下がりになっていますよ。」
T 「え?そこまで言える??」
りくと 「う~ん,わかんないけど,この結果からは言えるんじゃないかな?」
れん 「日光は必要ないんじゃない?だって日光なしでも孵化しているよ。」
りほこ 「でも私は日光は必要と思うんだけど,私が家でやったときに,日光ありの
方が孵化したし。」
しずか 「人間や植物にも日光って必要だったじゃないですか。
メダカにも必要となると思う。」
ゆうた 「でも,日光の影響って水にはそんなに影響しないと思う。
だって夏のプールは,プールサイドは鬼のように熱いけど,水の中は
地獄のように冷たいことがあるじゃないですか?水は温度が上がりにくいし
冷めにくいと思うんだけど。」
ここで,日光の要素を少し整理しました。
日光は必要なのだろうかという問題が立ち上がったのですが,
日光は熱と光という要素を含んでいます。
子どもたちは光と熱を混同して議論をしていたので,
どちらの要素が重要かを分けていく必要があると考えたからです。
次時は本時となりますが,日光は必要なのだろうかという問題について
話し合い,実験方法の構築へと向かうのではないかと思います。
続きは,研究発表会の動画でご覧ください。
また,本時までの様子もダイジェスト動画としてお届け致します。
ぜひ,研究発表会への申込をお待ちしております。
様々な先生方と議論できるのを楽しみにしております。
理科部 松山 明道
matsuyama-a@educ.kumamoto-u.ac.jp
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