研究発表会授業紹介⑦ 6年理科プログラミング 作ろう!わたしたちのスマートエネルギータウン③
公開日: 2021年1月31日日曜日
2月20日(土)開催の研究発表会で公開する授業提案について,ご紹介していきたいと思います。
興味のあられる方は,ぜひ,下記リンクから申し込みをお願い致します。
2人1組で街にある建物を決めて,模型を作り始めました。
豆電球やモーターなどを組み込みながら,作っていきます。
ここで,電気を作り出すことについて共通体験を仕組みました。
5年生の学習だった電磁石と磁石を近づけ,
電流計にモーターをつないで回してみます。
すると,少しだけ針が振れるのです。
豆電球にモーターを直結して,指先で回してみますが,
全く明かりはつきません。
ゆうた「これって回転数とか回し方が足りないんじゃない。」
まこ「もっとぐいって回さないと」
ここで,手回し発電機の中を見てみます。
手回し発電機は,形は違えど,見たことはある子どもたち。
しかし,その中がどうなっているのかを改めて見つめたことは
ありません。
中の歯車がかみ合い,ギアを使って回転数を増やしていることがわかります。
それから手回し発電機を用いて豆電球をつけ,
建物の回路につないで,電気が流れるか確かめていきました。
そして,最後に各区6つの建物を全てつないで手回し発電機を回してみます。
ひろた「え?全然つかんやん。」
かほ「つなぎ方が悪いんじゃない?でも,回路としてはつながっているのかな?」
かんた「一部はついているけど,1個の建物だけがつかないね。」
子どもたちの振り返りには,以下のようなものがありました。
「今日回路は完成して,自分の建物でついた時はついたんだけど,区でつけたときは
つかなかった。原因は回路が多すぎて電気がまわらないのだと思う。」
全部つないで発電すればつくと思っていた子どもたち。
どうしたらいいのか?という「壁」に出合いました。
次時は子どもたちの困り事を共有することから始めていきます。
理科部 松山 明道
matsuyama-a@educ.kumamoto-u.ac.jp
0 件のコメント :
コメントを投稿