5年 台風と防災①
公開日: 2020年7月2日木曜日
5年生は,天気の変化から台風と防災までをつないで学習を進めています。休校期間中に「附属小気象予報士に任命します。」と題して,
天気予報に挑戦しました。
始めの時は,「勘」だったり,「今日が晴れだから,明日は雨?」といった
根拠のない予報をしていた子どもたち。
雲のでき方,天気の決め方,地上付近の雲の動き,日本付近での雲の動き,
高気圧と低気圧の意味などなど,学習を進めていく度に,
どうすれば,天気予報につながるかを考えていきました。
そして,再度天気予報に挑戦。
当たった子も当たらなかった子も,始めよりも根拠をもって予報できている!
自信をもって,予報できます!と学びを振り返っていました。
日本付近ではおおよそ西から東に天気は変わると知った子どもたちですが,
そのきまりに反する自然現象が出てきます。
台風です。台風の動きをこれまでの台風経路図(気象庁)をもとにシートに
描き込みながら調べると,2つのパターンがあるとあるクラスは結論づけます。
1つは,南の海でできて,西を回って北側に進むパターン。
もう1つは,南の海を東から西に横切って消えるパターンです。
どちらにしても西→東と単純には行かない。
南の海でできるのは,同じだけど・・・。
「台風の動きに影響を与えているものは何なのだろう?」という
問題が立ち上がりました。
あたたかさと寒さといった温度が関係しているのでは?
あたたかさを選んで進むのでは?
といった推論を5年生なりに重ねます。
でも,ならば北は寒いわけだからそちらに進む理由がわからないよね。
やっぱり風なんじゃないかな?
そんな話をして,実際の雲の動きや風の動きをもう一度見直しているところです。
「南から北」と教科書には大まかにかいてありますが,
子どもたちの納得はまだまだ先にありそうです。
理科部 松山 明道
matsuyama-a@educ.kumamoto-u.ac.jp
台風の進路のデータはどこから持ってきましたか?
返信削除https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/route_map/index.html
返信削除