6年理科 月と太陽①『毎月、皆既月食にならないのはどうしてだろう?』
公開日: 2022年12月23日金曜日 6年
こんにちは。附属小1年目の赤星愛です。2022年11月8日の皆既月食をご覧になりましたか?この記事では、11月に実践した6年理科「月と太陽」を紹介します。
ニュースから、皆既月食と惑星食が同時に起こるのは442年ぶりだと知った子どもたち。
「442年前って、織田信長の時代じゃん!」「次は、322年後なんだって。」「今回見逃すと、次は見れないなぁ。」「11月8日に、絶対見なきゃ!!」と、この天体ショーに興味を持ち、声を弾ませている。
理科室で子どもたちとこんなやりとりをしていると、彼らからこのような問いが生まれた。
「皆既月食って、どんな時に起こるんだろう?」「知りたい。」「やってみてもいいですか?」
子どもたちは、理科室に置かれている道具を見渡し、「何が使えるかなぁ」と話し始める。
ドッジボールを手に取る子ども。ピンポン玉や、ミニ地球儀などを手に取る子ども。それぞれである。しばらくすると、「月って、自ら光ってないよね。」「そっか、太陽のモデルが必要だね。」
今度は、太陽に見立てた電球を手に取り、思い思いに試行錯誤を始める。「できた!」「皆既月食は、満月のときにできるんだよ。」
モデルを操作する中で、月食は、太陽と地球と月が一直線上にならんだときだと気づいていった。
「えっ、でも・・・。」「やっぱり、おかしいです!」
どこがおかしいの、とたずねると、「だって、太陽と地球と月が一直線上にならんだときに月食になるのなら、満月はできないよ。」「もしそうなら、毎月、皆既月食になるからおかしい!」
こうして、単元を通して解決していく課題(主題)を、子どもたちとともに『毎月、皆既月食にならないのはどうしてだろう』に設定し、第1時を終えた。
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