4年理科 空気の性質「上がれ!フラスコ噴水」
公開日: 2022年12月23日金曜日
上がれ!フラスコ噴水
4年生2学期の実践を紹介します。
皆さんはフラスコ噴水をご存じですか?
水と空気の体積変化を学習する教材として、昭和50~60年代の理科の教科書に掲載されていましたので、やった経験があられる方もいらっしゃるでしょうか。
しかし、このフラスコ噴水、水が噴き出す原理に水蒸気圧の変化なども関わっているという指摘があり、現在の教科書には掲載されていません。
この問題を解決する方法として、2つのフラスコを接続し、「加熱する部分」と「水が噴き出す部分」を分離することで、空気の体積変化のみで噴水を上げるという実践もこれまでに報告されています。
私は、このフラスコ噴水で、「温度と空気の体積変化」だけではなく、「温度と空気の熱の伝わり方」も追究できないかと考えました。
そこで提案するのが、「分離型フラスコ噴水(ドライヤー式)」です。
加熱部には、以前本校で開発した「ペットボトル噴水」が生かされています。
この装置を使って、子どもたちが空気の性質を追究していきました。
柿原 智明
tkakihara@educ.kumamoto-u.ac.jp
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