6年理科 月と太陽 授業実践②『毎月、皆既月食にならないのはどうしてだろう?』
公開日: 2022年12月27日火曜日 6年
子どもたちとともに,単元を通して解決していく課題(主題)を『毎月、皆既月食にならないのはどうしてだろう』と設定した第1時。この記事では,その続きの様子を紹介します。
月と太陽② 第2・3時
前時の終わりに設定した主題を解決しようと,うずうずした様子の子どもたち。そこで,モデルを操作できる時間を再び確保した。ピンポン玉やドッジボールなどのモデルを操作しながら「やっぱり,皆既月食は満月のときにできるんだよ。」「じゃあ,そもそも満月ができないじゃん。おかしい!」と,グループでの対話が弾んでいる。
そんな中,このようなつぶやきが随所から聞こえ始めた。
「そもそも月食と新月って同じなんじゃないの?」
追究が進んだことで,新たな問いが生まれたようだ。そこで全員を教卓の周りに集め,疑問に思っていることを教えてほしい,と投げかける。
「月食って影だから見えないんですよね。新月も見えない。見え方は同じなのに,何が違うかが分からない。」
と,ある子どもが応える。すると,「確かに。」「私もそこに引っ掛かったんだよ!」そこで,第2時の問題は『月食と新月は何が違うのか』になった。
問題解決に向けて,子どもたちは再びグループに戻り,モデルを操作している。月に見立てたピンポン玉,太陽に見立てた電球,そして地球儀を操作しながら,鍵は「位置関係」だと気付いていった。
※授業支援アプリを使ってまとめたある子どもの振り返り(右上の写真は,HP上では静止画だが,アプリ上では動画になっている。下の表は,本校理科部で研究している『学び方の指標』の一部である。)
次時は,主題「毎月,皆既月食にならないのはどうしてだろう?」にせまっていく。
赤星愛 cakahoshi@educ.kumamoto-u.ac.jp
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