6年　プランターガーデンプロジェクトファイナル～入学式を満開に～

公開日： 2020年3月10日火曜日

新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い，休校となって早１０日。

休校となる直前まで，６年生の理科の学習を終えた子どもたちと小学校生活最後にして，最高難度のプロジェクトに挑んでいたところでした。

その名も「プランターガーデンプロジェクトファイナル」～入学式を満開に～です。

お世話になった附属小学校。
まもなく卒業し，次に入ってくる１年生のため，プランターと花壇に入学式にふさわしい花を植え，育て，気持ちよく入学式を迎えてもらおうというプロジェクトです。

難易度が最高レベルというのには，理由があります。

１，およそ２ヶ月先の入学式の日に花を咲かせておくという長期的ミッション

２，この時期に咲く花で入学式にふさわしいという条件を満たすものであるということ

３，自分たちのプランターに植えたものは，これまでの知識や経験を総動員して育てること

４，各クラスの同じ出席番号の友達とチームを組み，考えを出し合って解決に向かうこと

さらに，自分たちが入学する中学校に送る祝詞の背景写真として，それぞれが育てたプランターの写真を教師が撮って使うという付録をつけました。

子どもたちにとっては，中学校で気持ちのよいスタートが切れるかどうかがかかるミッションともなったのです。

中学校でも，新しい友達とチームを組んで，話し合ったり，考えを出し合ったり，協力したりして学びに向かって欲しい。
こんなねらいをもって始めたプロジェクトだったのですが，植える花を決め，プランターに花を植えて，花壇の整備を始めたところで，休校となってしまいました。

そこで，子どもたちが「この花を植えたい！」と選んでくれた花を注文し，６年担任と理科専科の先生で植えることに。

花壇に畝を作り，色のバランスを考えながら，植えました。残念ながら，パンジーやビオラ、チューリップなどは時期がずれてしまい，代わりの花としましたが，昨日，外国語でお世話になった髙田先生も飛び入り参加してくださり，附属中との通路と高学年棟裏の全１６区画の花壇におよそ２８０株の苗を植えました。

卒業式のときには，体育館に向かう時に卒業生も見ることができるはず。
もしかしたら，卒業式の時にはまだ小さなままかもしれませんが，入学式にきれいな花が咲くといいなという思いを込めて植えました。

もし，子どもたちがこのページを見ているのならと思い，日々の成長の様子をお届けしたいと思います。

理科部　松山　明道