卒業おめでとう~わすれな草~
公開日: 2020年3月18日水曜日
今日は,本校の卒業証書授与式でした。寒さも和らぎ暖かな日差しが差し込む中,短縮した内容になりましたが,
107名の卒業生が附属小を巣立っていきました。
彼らと過ごした2年間は,私にとってかけがえのないものです。
とにかく一緒によく植物を育てました。
5年生の春にはプランターにいろいろな植物を植えて,
ああでもない。こうでもない。
毎日,水をあげるけど,どうして芽が出てこないのかな?
と育てながら一緒に考えました。
ハエトリソウを教室で育てた人たちもいました。
これまた育てるのが難しい植物でした。
ハエをあげるとじわっと閉じるのですが,
あげすぎると,弱ってしまうのです。
6年生の夏には,花壇で野菜を育てました。
大きなキュウリを持って帰るのを誰にするか決めるために,
必死に話し合って,折り合いをつけていました。
夏休み中も枝豆を毎日収獲していたグループもありました。
ミニトマトが嫌いと言っていた子が,
自分で育てたのは食べられる!
と話していました。
卒業前,次の1年生のために,入学式を満開にしようと
プランターガーデンプロジェクトファイナルを始めました。
でも,休校となってしまい,代わりに先生たちで
花の苗を植えました。
最後の学級通信で,おうちの方々に向けてこんなメッセージを書きました。
私も3人の子をもつ親です。
子育ては,花を育てることによく似ていると思います。
学校の花壇に子どもたちと入学式に向け,花を植える計画を立てていました。
休校となったため,代わりに6年担任と理科専科の近藤先生で植えました。
先日,マーガレットの花に元気がありません。
どうしたのかな?水をもう少しあげてみようかな?
肥料が足りないのかな?
おもんばかりながらお世話をしました。
次の日,元気になったマーガレットを見て,ほっとしました。
水をあげすぎると腐ってしまうし,
成長が隣の花と比べて遅かったら,気になったりします。
何もせずにじっと見守る日もあります。
そうやって1日1日の成長を重ね,
それぞれ花を咲かせるタイミングも数も色も違いますが,
素敵な花になっていくのです。
子どもたちがこれからどんな花をどんな方向に咲かせていくのか,
本当に楽しみですし,私も陰ながら応援していきたいと思います。
2年間,ともに学ばせてくれた子どもたちに心からの感謝を。
そして,これからの成長に心からのエールを。
卒業文集のタイトルを植えた花の中から選びました。
「わすれな草」です。
花言葉は,「私を忘れないで」「真実の友情」
あなたたちのことは,ずっと忘れないよ。
という思いを込めて。
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