第3学年「めざせ!ジャストストップ」第2時 ゴムを使って車を動かし主題を設定する
公開日: 2023年11月28日火曜日
この時間からゴムを使った学習に入っていきました。ここでは、子どもたちの発言から主題を作っていきます。
まず、ジャストストップゲームの説明をすることから始めました。
(ジャスストップゲームの内容は単元紹介のブログをご覧ください)
ジャストストップゲームの本番は、班対抗で行うこと、そこでは1回しか車を走らせることができないこと、そして、班の合計点で競っていくことを確認しました。
T :前回は手を使って車を動かしたけど、今日は道具を使って、車を走らせたいと思います。こんなの使いたいとか、振り返りに書いている人もいました。
C :ゴム、輪ゴム。
T :そうです。輪ゴム。
C :私は振り返りにも書いていた。
そらお:先生、(ゴムの)強度が弱いと進む距離も変わってくるし、強度がつよいと強さが倍になるから進むスピードが上がってくるから進む距離も変わってくると思います。
T :なるほど、強さも関わってくるということね。
(ここで、発射台の使い方と、ジャストストップゲームのルールの説明をした)
T :最後に、この輪ゴムの数ですけど、2個でもいいことにしましょう。
そらお:先生、輪ゴムを2個にすると威力も倍になるんですか?
T :どうでしょうね。それも調べてみるといいね。では、実際にやってみたいと思います。
ここで、3つのスタート位置から自分たちで場所を選び、ゴムを使って車を動かしてみました。
T :みんなどうだった?
C :むずかしかった。ぜんぜんとまらなかった。
かずと:無理でした。手でやると自分でこれくらいかなと思ってできるけど、輪ゴムだと輪ゴムの力で動くから難しかった。
C :できるところも見つけました。できるところもありました。
T :できた人もいるのかな。
C :コツがあります。
T :できるためのコツがあるのね。
きよな:一番短い3mのところは、おもりなしのときはだいたい5(ゴムを伸ばした長さ)とか10とか、おもりなしのときに6mや9mのところは10でやったらぴったり停まりました。
ゆりな:似てるんですけど、6mでずっとやってたんですけど、ちょうど15㎝のところでちょうどとまりました。
T :15とは何かが15ということ
ゆりな:ゴムの伸ばした長さです。
りんな:一番長いところは、おもりなしで輪ゴム2個をつけて、20までのばすとちょうど停まりました。
T :じゃあ、分かってきた人もいるようですが、毎回、ジャストストップできそう。
C :う~ん。
T :これからどんなことを調べていったらいいのかな。
きよな:どうやったら、ちょうど真ん中で止まるのかを調べていく。
C :そのコツを探す
ここまできたところで、本単元の主題「どうしたら、ジャストストップできるのだろうか。」を設定しました。そして、そのためには、何がわかってきたらいいのかをみんなで共有していきました。
T :じゃあ、ジャストストップさせるために何が分かってくればいいんだろう。
C :引っ張る長さとか。めもりの数字、おもりの量、車を引っ張るときの長さ
ほのか:例えば、輪ゴムでいったらひっぱるときの目盛りの数値だったら、ちゃんとジャストストップできるのか、そういうコツとかを調べていけばいいと思います。
りんな:でもそのときに、おもりの重さも関係してくると思います。
C :あと、どれだけ進むか。
まさる:そう、どれだけ走ったのかも大事だと思います。
C :どこで停まったのか。
T :なるほど、今言ってくれたように、ゴムをどれだけのばしたときに、車がどれだけ進んだかが分かってくるとよさそうだね。これが、分かってきたらジャストストップできるみたいだよね。
前回、手で押していたよね。今日は、ゴムでうごかしたけど、どうしてゴムでも進んだの?
こうた:ゴムをこうやってのばしたらはじくので、ここまでのばしたらその分、ぴんとはっているので、もどろうとして、それで車が進むと思います。
はるか:輪ゴムってのばしたら、もとの大きさにもどろうとすることがあって、その勢いで車が前にいくんじゃないなかと思いました。
T :もとにもどろうとするんだね。
C :もどろうとする力
T :もどろうとする力で進んでいるんだね。
ここで、車が動くときには、ゴムがもとにもどろうとするときの力が関係していることを全体で確認しました。
次の時間は実際に車を走らせながら,ジャストストップできるようにゴムをどれだけのばしたときに、車がどれだけ進んだのかを整理していきます。
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