第3学年 「めざせ!ジャストストップ」ゴムや風の力 第3時
公開日: 2023年11月30日木曜日
前時に、ジャストストップゲームに初めて挑戦しました。前回の授業の中で、ゴムを伸ばした長さと車が進んだ距離が明らかになると、ゴールのところにちょうど車を止めることができるのではないかと考えてます。
そこで、ゴムを伸ばした長さと、車が進んだ距離の関係を分かりやすくするために、グラフに整理することにしました。3年生という発達段階を考慮して、項目は子どもたちとともに考えましたが、グラフの整理の仕方は教師側から提示することにしました。
【グラフの整理の仕方】
横軸:ゴムを伸ばした長さ
横軸:車が進んだ距離
シールの色:輪ゴムの数を表す 青…輪ゴム1本 赤…輪ゴム2本
(おもりなし、おもり2個、おもり4個でそれぞれにグラフを作っていく)
グラフの整理の仕方を確認したあと、実際にグラフにシールを貼っていきました。
T :今日、やってみてどうだった。
きよな:おもり2個でやったときに、最初10㎝(ゴムを伸ばした長さ)でやったら、ジャストストップできたのに、10㎝でもう一回やってみるとできなくなったりしました。力加減を弱くしたら手前でとまったりしてジャストストップできなくなって、ジャストストップできる力加減がわからなくなっちゃった。
りんな:引っ張る力でちょっと距離が変わってきた。ぱって離すところでも違うみたいです。ゆっくり離すのと、ぱっと離すのでは違ってきました。
まさる:きよなさんと同じであそこの6mのところで、10㎝ゴムを伸ばして入ったんですよね。15㎝のところまで伸ばして、やってみるとまた通り過ぎていったりして、よくわからなくなってしまいました。
ほのか:ゴムをひっぱるときの力加減が違うから、2回目とか3回目とかに結果がかわってきたいんじゃないかと思います。
まさる:でも、それをひく力加減とかはまったく関係ないんじゃない。
こうた:このとき、力でのばしているじゃないですか。20までのばすと、力加減は数字で表せるかなと思います。
まさる:今言っている力加減は二つあるんじゃないかな。
こうた:離したときは元にもどろうとするときの力は、ゴムの力だと思います。
まさる:引っ張るときのゆっくりひっぱるのと、びゅっとひっぱる力があって、もう一つはゴムの力で5までひっぱるのと20までひっぱるのでそこで力がかわるという、2つの力加減があると思います。
引っ張り方について確認したところ、一人一人に少しずつ違いがありました。そこで、ゴムを伸ばして手をはなすときのはなし方は全員同じにしないと結果に違いが出てくることを確認して、みんな同じように手をはなすことができるようにしました。
その後、ジャストストップゲームに取り組みながら、ゴムを伸ばした長さと車が進んだ距離をグラフに表していきました。(作成途中)
子どもたちは、ゴムを伸ばす長さやゴムの本数を変えながら、ジャストストップできるところを見つけ始めているところです。しかし、ゴムを伸ばす長さや本数を変えることが、ゴムの力の大きさを変えているというところにまでは気付いていません。次時は、ジャストストップできたという子どもの意見と、グラフの結果のずれを取り上げるところから始める。実際にやらせてみると、ゴールまでとどかなかったという事実に出合わせ、ジャストストップできるようにする方法を検討していく中で、ゴムを伸ばした長さや本数と、力の大きさの関係について考えさせていきます。
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