発見! あかりのつくしくみ
公開日: 2016年2月4日木曜日
子ども自らが問いをもち,主体的に問題解決を行っていくためには,豆電球にあかりをつける意義や問いが生じるような単元導入の活動が重要となってきます。そこで,単元の導入では,あかりをつける共通の遊びとしてゲーム「あたりはどれだ!?」を設定しました。これは,左右10個ずつのスイッチの中から一つずつを選び,合わせてみて豆電球にあかりがつけば「あたり」,あかりがつかなければ「はずれ」という簡単なゲームです。このスイッチの材質は,事前アンケートの結果から電気を通す物として多くの子どもが選んでいた鉄釘,鉄製クリップ,鉄の針金を使用しました。
ゲームの説明をすると,「おもしろそう!」「早くやってみたい!」わくわくした気持ちをおさえられない様子の子どもたち。早速,各グループでゲームがスタートしました。
C:つくかな・・・
C:あ~~、おしい。
C:4と15。
C:いけるかも!
C:あ~~、残念。
C:5と12。当たれ!あ~~。
C:次、私!1と20。
こんな声が各グループから聞こえてきます。そのうち、あるグループではこんなやりとりがありました。
C:7は私のラッキーナンバーだから,7と14。お~やったあ!あたり!
C:次,当たるんじゃない?
C:8と16。お~~あたり!やったあ!
C:すご~い!
C:あっ、分かった! 7と14、8と16だからかけ算?
C:だったら,6と12だ。
C:おっ,いけるか!あ~~,はずれ・・・
ゲームから気付いたことや不思議に思ったことなどを出し合わせました。
おと :左のあたりと右のあたりを合わせるとあたりでした。
はな :ほかの3人はあたりが何回も出たんですけど,私だけあたりは1回で,おかしいなって・・・
T :何かコツがあるのかな?
はる :ただの勘じゃないですか。 ぼくは勘で当てました。
しょう :右と左の一の位の数字が同じだと,ほとんどの確率であかりがつきました。
この時点では,あたり・はずれに関する発言が多く出され,あたりには,何か法則があるのではないかと必死に考える子どもたち。しかし、その法則は互いの結果を見比べてみても見えてきません。
続きは次号で・・・
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