3年理科 発見! あかりのつくしくみ④ ~電気の流れって?~
公開日: 2016年2月9日火曜日
電気の流れが一方通行になっていることを,子どもが追究過程の中で見いだしていくことができるようにすることが,本校理科が目指す「自らきまりを創造する理科学習」です。子どもたちは乾電池のどこから電気が出てくると考えているのでしょうか。
しおり :+極と-極から流れてきた電気が合体して電気がつくと思います。
なな :私もしおりさんと同じで,+極と-極からすばやく電気が通って,電気を合わせると豆電球がパアッとつくんだと思います。
しょう :ぼくは,ここ(+極)とここ(-極)から同じ量の電気が出てきて,ここのソケットのところで合わさって,電気の量が強くなって,その電気の量であかりがつくんだと思います。
両極から電気が出てきて合わさると考える子どもたちの考えは、「あかりがつくときって+極と-極にどう線をつなげるから」というもの。多数の子どもたちがこのように考える中、たか君は自分の考えが混乱していることを話し始めます。
たか :しおりさんの図だと,合わさった電気がこの後どうなるのかが分からなくて,ずうっとここ(ソケット)で止まってるはずがないから,ぼくは,片方から流れて片方は引き寄せると思ったんだけど,はる君の考えを聞いたら,+極と-極の電気が合わさって,そのおかげで光ると思うから,分からなくなって・・・
さらに続けます。
たか :もう一つ考えがあるんですけど・・・
送った電気が-極の方にただ流れている。引き寄せられんじゃなくて流れているだけ。
たか君の発言に対して周りの子どもが続けます。
はる :ぐるぐる回ってるってこと?
たか :そうそう。回ってる。
こう :質問なんですけど,ずっと回ってるんだったら電気はなくならないんじゃないですか?
たか :ずっと回ってるんですけど,どんどん流れているから電気も少しずつ弱くなって電気がつかなくなるんだと思います。
両極から出て合わさる考えと,片方の極から出て回る考えが出されました。合わさったあと電気はどうなるのか,回るとすると電気の消耗がないのではないか,と互いに腑に落ちないようです。
確かめるための実験は次回で・・・
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