灯れ!マイ空き缶ランタン③
公開日: 2023年6月21日水曜日
灯れ!マイ空き缶ランタンの第3時です。
いよいよ空き缶ランタンを長く、明るく灯すための追究が始まります。前時で出された「穴」と「気体の成分」のうち、本時は穴をどのように開けていけばよいかを追究することにしました。
空き缶ランタンの小さな修正は「耐熱アルミテープ」を用いていますが、大きな穴をたくさんあけるという事で、家庭からたくさんのアルミ缶を持ってきてくれました。
開ける穴については、「穴の大きさ」「穴の数」「穴の位置」という3つの視点がだされました。
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ある班の追究の様子を紹介します。
空き缶の底に穴を開けるとよいと思ったみささんは、底に5cm程度の穴が開いた空き缶で、キャンドルが灯り続けるかをたしかめました。しかしそれでは空気が入らないので、ガラス棒2本を下に敷いて、下にすきまを空けて確かめていますが、火が消えてしまいます。
すると、さっきまで成功していなかった同じ班のあかりさんが、成功しているのに気づきました。
みさ:どうやったらいいの?
あかり:上と下両方に穴をあけたら、めっちゃ燃えた!
みさ:えっ燃えてるよ!
あかり:よくない?
みさ:(自分のものも)もっと穴を開けるか。先生!
(Tが来る)
みさ:上に開けたらできました。
あかり:いや、上と下に開けて。上だけじゃできなかったから、上と下に開けました。
T:なるほど。それなら、この班では2つうまくいく方法が分かったんだね。
えいと:上と下に穴を開ける方法と、全体的に穴を開ける方法。
T:みおさんが困っている、この缶にも応用できないかな。
みお:じゃあ、上の方にも開けてみるか!
缶の上部に穴を追加して再実験です。
りょうた:えっ!燃えてる!
みさ:できたくない?
りょうた:あぁ、なるほど。上に穴を開けたからか。
みさ:できてるできてる。先生できました!
(Tが来る)
T:できたんだね。これからどういうことが言えそう?
みさ:上と下に開けないとやっぱりだめだし、分かったことは、いろんなところに穴を開けないといけないなってことです。
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最後に、各班でどのようなことが明らかになりそうか確認をしました。穴の位置や数について追究した班は多かったのですが、穴の大きさについて追究したのは1班しかおらず、結果が妥当か言えないという結論になりました。
また、穴の位置についてはまだ結論がでません。
次時の前半まで追加の実験を行い、長く、明るく燃やすための「穴」の条件について追究していきます。
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