3年理科 「探れ!同じもの しんけいすいじゃく」⑤(ものの重さ)

公開日: 2025年9月23日火曜日 3年

 第3回は、2時間目の後半~3時間目後半までの様子をお伝えします。


 本単元の教材についてはこちらです。https://rika-kumadaifuzokusho.blogspot.com/2025/09/3.html
 前回の様子はこちらです。 

前回の授業の最後、「同じ種類なら、体積は変わらない限り、重さは同じ」というしょうくんなりのまとめには、分かった子どももいれば、よく分からないなあという表情の子どももいました。

そこで、これがどういう事なのかを、数人自分なりの言葉で発表してもらいました。

その後、これがどういうことなのかを実感できるように、
重さ比較用ブロックを、持ち比べてみました。

すると、木のブロックはだいたい14g、鉄のブロックはだいたい190gというように、同じ体積にそろえたブロックでは、同じ種類のものであれば重さが同じということが再確認できました。

しかし、子どもたちは、なぜ「少しの差(子どものことばでいうと誤差)」が生まれたのかを考えたかったようです。
たとえば、木のブロックの重さに数グラムの差があったのは、削れたりつぶれたりしたものがあったからではないだろうか。
鉄のブロックの重さに数グラムの差があったのは、さびた具合がそれぞれ違ったからではないだろうか。
という意見が出されました。

そこから、「もし、完全に同じ状態であれば、重さも同じになるはず」という意見がだされたので、これをまとめとして、この時間を終わりました。


今回のまとめには、「完全に同じ状態であれば」という言葉が入っています。
大人の我々には、「これは言い過ぎじゃないかな」と思われるまとめかもしれません。

しかし、このまとめは、今後学びを深めていく中で、形や置き方は関係ないという事が明らかになった時に、より適切な言葉に置き換えられていくはずです。
その時までに明らかにした事を子どもの言葉で表現しながら、科学的な探究を進める中で、概念を更新していってほしいと思っています。

さて、いよいよ次回、どの紙コップの中身が同じなのか、特定していきます。
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